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2013年12月25日水曜日

ハッピーメリークリスマス 2013 / Happy Merry Christmas 2013

ハッピーメリークリスマス 2013 / Happy Merry Christmas 2013
第四夜~最終夜~


テッペンの星は輝き 夜空を照らした


『メリークリスマス!』


サンタは声を上げると 高く高く昇り、夜空を駆け出した


『また、何処かで!』 とボクは叫んだ

サンタはソリから右手を出して振りながら 夜の向こう側へ


どのくらいの時間だったのだろう

一瞬の出来事にも また繰り返される出来事にも 感じた



降り続ける雪

きっと明日 ここは白い世界

誰もが笑顔になれるはず


ハッピーメリークリスマス!!!




                  ☃クリスマスナイトおしまい♫

                                                    ブルーマンの旅はつづく





2013年12月24日火曜日

サンタはゆく / Santa Claus go

サンタはゆく / Santa Claus go
第三夜


『そうかい、この樹のテッペンからワシを見送ってくれんかのぉ?』

『うわっ、』

身体がフワッと浮きはじめた

見る見るうちにこの樹のテッペンに


そこには 冷たく大きなモノが置いてあった

『それを灯してくれないかな?』

『?』

不思議な顔をしていると

『両手を受けてごらん、キミにプレゼントだよ フォッフォッフォッ』


手を受けると 小さなヒカリが降りてきた

手の中に入ると 輝きが増し ヒカリが溢れ 冷たく大きなモノに降り注ぐと 一気に光った


『スゴいな!』




   
                                                  クリスマスナイト 第四夜につづく

2013年12月22日日曜日

ヒカリの贈り物 / Gift of light

ヒカリの贈り物 / Gift of light

第二夜


赤い光がその樹の周りを飛んでいる 大きく 大きく

『待って!』

思わず叫んでしまった

樹をぐるりともう1周してそれは止まった


『あのー...』

止まったはいいが、何を云うかまでは考えていなかった

『確かキミは...赤いリュックをあげた旅人だったかな、フォフォフォ』

『!』

絶句した...憶えてるんだ!


『何かまた欲しいモノがあったのかな?』

ギョロッとした目で優しくボクをみている

『無いように思うんだが...?』


『ただ、またアナタに会いたくなったんです!』

そう、前の年は後ろ姿さえ見ることができなかった

だからなのか、分からないけれど ただ ただ 何となく会いたくなった






                      クリスマスナイト  第三夜 につづく