このブログを検索

ラベル 記憶 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 記憶 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年6月10日月曜日

水中のDocument 〜金魚編〜 / Underwater documents 〜Goldfish〜

絵画素材 墨・画用紙 380×540㎜
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540㎜ 





おいでよ

そら

聴こえてくるでしょう

コポコポコポ


踊る水草かきわけながら
いつもイヂワルな
ザリガニが

ハサミをたてて
威嚇してくる


真っ赤なボディは
カッコイイね

ココは
誰も乗らないブランドカー売場
みたいだね

興味がないのか
湧かないのか
無いのか


それぞれの理由

そんなこと気にしてたら
この世

泳げないよ


こんな狭い世界での
こんなし烈な争いを
困難な解決にしたのは

私利私慾

わかってないのはジブンだけか

それが当然で
野暮なこと

とりわけ
このまま
はなそうか


意外な文章に
とてつもない騒音が
ミックスされて

踊れ踊れ
何度でも
回れ回れ
繰り返し

それは常でないからね

あなたが見ている世界が正しいなんて
あなた知ってる


笑ってる

しずめた
証拠が溶け出すころ

邪魔する
アイツを

真実を


掴めるのは
消えゆく









2019年2月11日月曜日

ダイバー 〜海の記憶〜 / Diver ~ Memory of the sea ~

絵画素材 墨・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


先人は云った

堕ちていくコトが全てなんだ

再び
浮上すれば

世界が変わる


どこまでいけば解るのだろうか
どこが底で
どこが水面で
もう

浮上できないんだろうか

もう
息が続かない
でも
なんとか意識はタモッテル


もう少しで届くかと
暗いCRYクライ
水の底にある
宝物

でもそれが
何であるか
何のためにあるか
忘れてた

よし
もう太陽に
会えないかもしれないけれど

思い出したいから
手探りで
もがき苦しんでも

全力で
堕ちてやる


浮かぶおおきな泡
弾けずに
ユガミながら
ゆらゆら


いつの間にかソレを
掴んで
上見てた

時折起こる
激流に

逆らって

会いにいく
それが
すべて


月明かりが
煌く












2018年4月2日月曜日

舞い散る記憶〜Sakura〜 / Dancing scattered memories ~ Sakura ~

絵画素材 墨・顔彩・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


あの日
残されたボク

昨日のことのよう

すべてを忘れて 新しく描いた未来
単なる妄想

そんな哀しさ

結末なんて 要らないや

誰もが忘れることだから

こだわらなくていい
まして頑張ったところで 何もない日常に失望なんてしない


それでも
速く走れたら

なんて思うけれど 精一杯前に進んで 生きている今

誰も悪くないから
誰のせいでも無い
誰が見ていようが

関係ある?

選んだらそれが道で 歩いたらそれでも道で
今年も此処に

来れたんだ


忘れていない事に少しホッとして

忘れられていないかは別としよう

舞いあがる気持ちと
一緒に

次に行く
新しいところに行ける

素晴らしさと不安とワクワク感

それでもキミが此処に居てくれるのなら

此処に立って居てくれるのなら

戻ってこよう

会いに

来るから
その時 迎えて

舞い散るハナビラ 風にのせて










2016年10月30日日曜日

音色の記憶 2  / Memory of timbre 2




少しジッとり汗をかき
イヤな記憶が次々と浮かんでは消え、頭が忙しくうなされた

目が覚めるか覚めないかの瞬間

遠くから何か微かに聴こえる
聞いた事のある旋律

こもった音はだんだんと強くなってきた

なんだか心地いいな…

水面が揺れ始め、チャポチャポと波打つ

音色は優しいが、この湖畔を取り囲むように大きく響き始め

トン♪ とワントーン大きくなった時

心地いいメロディに誘われるように
水面を覗いてみた

だんだんと黒い物体が浮かんで
大きくなってきた

ピアノ?


音色の記憶 2  / Memory of timbre 2




鳴ってるのはこれか?
ボー然と眺めているうちに見る見る間に
水面に

大きく鳴り
湖畔のこの森に反響して、ついに姿を見せた

独りでに鳴るピアノ

水が滴り落ち、
完全に水面の上に置かれて演奏されてるようだ

鳴り続けるメロディに
ずっと、

ずっとノッテいたい自分がいた

探し続けてた何かを、
忘れていた何かを思い出す

思い出すこ事は、苦しく辛い事が多かったはず
それでも
やってみようか、もう一度
と漠然と思えた

鳴り続けるメロディに終わりなんて無いんだろうな…
なんて思っていたら

今度はピアノが浮かび出し
ゆっくり、ゆっくり昇っていく

鳴り止まないメロディを耳で追いかけながら
見上げた

もう少し聴いていたいなと
目を閉じ、耳を澄ました

いつの間にか 

メロディは消え 
湖畔のそばで座っていたはずの身体は 
大の字で寝ていた

空は青く雲がゆっくり流れてる

ピアノはもう消えていた

水面には小さな波紋が時折起きるくらいで
静かに虫の声がさえずっていた

身体についた枯葉を払い立ち上がる

よく寝た気分と楽しかった気分が入り交じる
そして
もう戻ろうか、という気分になり
湖畔をあとにした


耳に残されたメロディは
忘れない

心強いけれど儚さを感じてる

ココロに決めたのは自分で

ココロに止めたメロディで

ココロに強く願うんだ


舞い上がり何処かへいったピアノを探すように
決して見つからないだろうけれど

この思いを抱いたまま
自分を奏でていこうと思う


                           おしまい

音色の記憶  / Memory of timbre



絵画素材 墨汁・画用紙 380×540 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540







2016年10月23日日曜日

音色の記憶 1 / Memory of timbre 1




風が吹き、小々波に混じって
ピアノのような音色を聴いた記憶

少し怖くなり
急いで親を探しにいった小学生の頃

いまから思えば
いい音色だったな、なんて大人になった今は思う

朝TVから流れた映像を横目に
なぜか思い出した

こんなこと思い出すのも
たぶん

たいして好んでついた仕事でもないのに、
忙しさに追われ1日を終わり、目が覚めたら朝という毎日を
繰り返してるからだろうか

何がしたいのか
何を求めてるのか
何にすがっているのか…

お金がないと何も出来ないと自分に言い聞かせ
仕事をこなしてる
いつしか何がしたかったのか、自分の中から消えていた

考えることも止めてしまった今
何も欲求は起こらない

失った何かを取り戻したいとも思わない自分が
虚しく思える

吐き出す言葉はイツワリで
張り付いた笑顔は誰だろう
足取りは重く何かを引きずってる

帰りに寄った本屋で海へ行こうと呼びかけてる雑誌が
眩しく、すぐに店を出た

その近くの歩道橋下では
ストリートライブをやっているようで
数人が佇んで聴いている

あ、
なんだったけなと奏で出た音が
耳に残った
電車に揺られながら
朝思い出したピアノの音色に似ていることに気がついた

家に着き
ドロドロに疲れきった身体をソファーに横たえ
シャワー浴びなきゃなぁ…なんて
思いながら…

目が醒めると眩しくて
なんだか身体が動かない

時計を見ると
今すぐ頑張れば遅刻は免れそうだ…
とわかっていても
身体が動かない
焦る気持ちともうイイヤなんていう感情が入り混じる

昨日見た雑誌が眩しかったな
なんてのんきに思いだしている場合じゃないかと起き上がり
オトナなふりして今日も慌てて
駅のホームに並んでる

いつもなら座れない犇めく車両
何かアナウンスで車両故障により電車が変わったとかなんとかで
ベンチシートでなく2人掛けの座席の車両だった
運良くなのか奥に押しやられたせいで
席に座ることができた

座席を見上げると
押し潰されそうな人達の目が怖く殺伐としている

睨まれている錯覚をおこすので
自分の足元に目をやりボーッとしている内に

眠ってしまったようだ

ああ、
ヤバいな、完全に遅刻だ…
知らない駅に着いたので
戻るにはどのくらい待たないと行けないのか駅員さんに尋ねようとも
人の気配がない

会社にボクは行きます!遅れても行きます!


なんて連絡せねばと
使命感がさっきまであったのに
誰もいない駅のホームの解放感につられ

しぶしぶ会社に
休みの連絡だけでもせめて入れなきゃと思い
携帯から会社に連絡したが、何故か繋がらず
上司のどうせ出ない携帯に留守電を残した

1時間以上も寝てしまっていて、ローカル線の果てまで来たようだ
そのままホームにいるのも勿体無い気がして
無人の改札を後にした

やけに緑が多く生い茂って、暑く虫の声も元気に聞こえる
何処か涼しげな場所が無いかと
自然に探し始めた

こんなスーツ姿で
こんなとこを革靴で
こんなにも汗だくで

何してるんだろうかと思いながらも
進んで行った

急に開けた場所が出てきて
その奥には湖畔がキラキラとしていた
涼しいけれど、太陽の照り返しがキツく眩しくて水面を直視できない

ちょっと木陰に座ろうかと辺りを見回し、少し大きな石の上に
腰を下ろした

なんだかこんなにも
ゆっくりとした記憶が最近なく
自分自身コレは何をする時間なんだろうと混乱していた

少しずつ自問自答し始め
なんで働いてんだろうか?とか
そもそも何をしたかったんだっけ?とか
このままが良いのか悪いのか判断ついていない自分が
情けないな…とか

全然関係のない
小学生の頃の習い事なんか思い出し、
なんでそろばん塾行ってたんだ?とか

運動嫌いなのに、スイミングスクールには通ってたのは
使命感みたいなもの感じてたのは何でだったかな?とか

音楽が楽しいなと、思い始めたのは楽器を弾ける同級生楽器を
羨ましくカッコ良さを感じたからかな?とか

くだらないことが頭をめぐるうちに
ウトウト寝てしまっていた


                              次週へつづく
      
音色の記憶   1    /  Memory of timbre 1





絵画素材 墨汁・画用紙 380×540 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540