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2021年12月27日月曜日

title:The end of Christmas.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270










The end of Christmas.













たいとる:The end of Christmas.




寒いな


どうしようかな

思わず寒くなって入ってしまったコンビニ


肉まんも温かそうだけど

やっぱりホットコーヒーで温まろうか

両方買って手に入れて


見上げた寒空にたゆたうたま雪



どうしようもなかった自分がいて

どうにもならない出来事で

どうにかなりそうな毎日が



せまり狂う



ホントにならないウソでも

ウソからマコトにしてしまう

気持ち悪い世界が目の前に広がっているのは



事実



ちゃんとわかってるそれが役に立たない

真実ってことが


でもココではそれを振りかざす

輩が多過ぎて

疲れてるだけだよ


マトモではあるから



のみ込まれないよう傷ついても

顔色変えずに突っ立ってる



いまさら祝えって云われても


知っているこの雪は


もう新しい時が来ることを


だからイイんだ



見えない間に立ち直れる



明日を求められる
















































2021年12月20日月曜日

title:どこにもない国 / A country that is not anywhere.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270





























たいとる:どこにもない国





ゆれる風景

荒れるあなぜ

降ってくる砂埃


何もないボクには有難い

少し辛いけれど

今までしてきたこと

見過ごしてきたこと

まだやりきれてないこと


信じてきたものなんて無かった

信じられそうなものも見当たらなかった

けど
だまされたり
けなされたり
こわされたり
むしされたり

それでも何かを求めて信じようと
なんとなくしてたんだ


誰にもできないことを
したくて

大げさに

この国で活躍するためにこれまでが
あったと

信じてる


理想郷なんて創ろうとしてるわけじゃない

少しでも
生きている

存在価値のある

自分と誰かを認め合える瞬間を

輝かすために


揚げたんだ

たなびく


シンボル






















2021年11月29日月曜日

title:夜に吠える / Howling at night.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270



























たいとる:夜に吠える



遠くなったな
それでも

輝いているわかる

この世の言い訳と流れる空

嘘じゃ無いのはわかってる

真実なんて

腹の足しにならないから
イラナイ

けれど

自分の中にある温かいものは

瞬間的に
煮えたぎる

核心は

無視できないのは未熟なのか

それとも

単なる正義感なのか

そんな夜を繰り返して
お腹は鳴っている

それでも
明日もやっぱり

白いワイシャツ着て

バカみたいに歩いてくんだ

この便利と云われている時代だけれども
集まって

食いしばって

メシ食ってんだ

どうにもならないことなんて
無いから

休もう

そう
呑んだくれて

ベソかく時も必要だ


気づいてるんだろ

たぶん
さっきのが

一歩めだ




























2021年11月8日月曜日

title:よるをつれて / A cat that brings night.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270






























たいとる:よるをつれて




塀のうえを歩き出したら

もう戻らないことを
何となくだけど

特別なことでも
ないけれど

そう
戻らないんだ
ちょっとした事でも


陽の光

射しこんだ先のカーテンが
揺れてた

暗がりから
ジッと見つめて

やがて止まる

決めたんだ

誰にも何も受けないように
ひとりで

イイんだ今は

そうでないと
きっと泣いて動けなくなる

叫んでも
喚いても
呟いても

変わらないから気にしないで


ここにいることを

そうだな
大袈裟だけど
証明できるような

跡を残したいから

消えていく朝焼けには

浴びた陽の光で
潤ってくれたら

気持ちいいよ
きっと

そう

すぐに会える

暖かくも冷たくも
覆ってあげる


毎晩
そばにいるよ



















2021年5月17日月曜日

title:寝れない夜に / On a night when I can't sleep.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270


















ウタ:寝れない夜に



目が覚めたから

とりあえずトイレに行ってみた

寝ぼけ眼の
暗闇に

探すスイッチ

光るオレンジ

これで瞼閉じても
眠れない

何も望んで無いんだけれど

眠れない

光るスマホは
なんでこんなに煩いのか

皆んななんで起きてんだ


例えば
海の側なら

波音が
耳に付くだろう

でも
ここは

街中の住宅街で
比較的

平和だわ


波に映った朧月

見上げた
星空は何故か滲んでた


たくさんのこと
昨日のこと

明日のこと

今日のこと
ちゃんと生きている

前に進みながら後退りしても

前向いて
目を離さないで

滲んだ星でも

月明かりを掻き消してしまうんだ

しょうがない
それは


明日変わるかもしれないし
また回ってきた
月が

満たしてくれるかも

しれないし

まだまだ
先かもだけれども

淡々と
粛々と
歳を取っていくけれど

諦めないって
決めたんだ

300回目の満月見れるまで

寝れない時は

大切にしてみるよ

それまで
オヤスミ

















2021年1月11日月曜日

雪の降る街2021 / Snowy city 2021

 絵画素材 墨・画用紙 380×270

Painting material India ink, drawing paper 380×270



















負けないよ
何度でも

立ち向かうよ
キミにでなく

自分へ


優しさは
時折つらくて

当たるけど
ゆるして

都合のいいコトばかりで
ごめんね


陽はとっくに傾いて
イヤなオレンジが眼に突き刺さる

そろそろ
明日のパンでも買いに行かないと
晩飯も食い損なうから

まぁいいやは置いといて
コーヒーでも淹れようか

誰かとすれ違っても
気づいてもらえる様に


外はもう
澄み渡る冷たさが蔓延っている

そらそうか
降ってる

音も無く

ゆっくりと
誰も歩いてないワケだ

面倒だけど傘さして

暖かい場所へ戻るために
行くか
そろそろ


なぜか嬉しくなる
積もってくのは
想いばかりだけれども

いっきに
落として
遊んでやろうかなんて

大人気ない
自分を
鼻で笑ってみた















2018年7月8日日曜日

輝いて星い / Want you to shine. ~Even if it becomes a star.~


絵画素材 墨・画用紙 380×540 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


満たされない

そんな毎日は 小さ過ぎて
昼間から酒を呑んでいる オヤジの愚痴ごとが
ヤケに

なかなか抜けない棘のよう


そう
そうしたいのは山々だけど

うまく説明できないワタシはいつも
羨んだ目で
凝視してしまうんだ


いっその事
海にでも飛び込めばスッキリするのかなんて
きっと

泳げない事を思い知らされる


だから願ったりするんだろうけれど
いつも努力が足りず 運の所為ばかりにして
巻末の占いへ逃げ込んでしまうの


イヤなワタシを
情けないワタシを
暗いワタシを

その夜を
満点の星空でゴージャスに輝かしてくれない?

きっと
照らされて
前向きにはなると 思うんだ


少し肌寒いけれど
海風に吹かれながら 待ってる


すごく勝手なのは
わかってる








2018年6月11日月曜日

群青色のよる / Ultramarine Night

絵画素材 墨・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


ひとつでも

ひとかけらでも

ひろがる世界を


みてみたい


そこは

そんな複雑でなく

それだけということもなく


ただ単に在る


よろこびや カナシミは

少しずつで


あんなに楽しんだのに

あんなにしんどくなったのに

あんなに涙があふれたのに


すぐ

忘れるのがワタシ


暗闇がつつむ

静寂

ヒカリに吸い寄せられる

小さな羽ばたきを


眺めてる


遠いキヲク

追いかけはしないけれど


後悔と

アレで良かったんだという

時の流れが教えてくれる


今はもう

薄明るい群青が

待っている











2017年9月25日月曜日

朝になく、夜にあるく / Crying in the morning, Walking in the night

絵画素材 墨・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


きこえる

今日はどこへいくの 誰に会いにいくの

届くかな あなたに

毎日不安だ


すぐに聞いてもらいたくて

すぐに会いたくて すぐにトンデ行きたくて

あせる

ダメだないつも


頭ではわかってるつもりなのに

チープなコトバは 過去を引きずって

カラダはもつれながら 目的見失って進んでく

誰か

教えてくれないか


生きる場所

そんなのそのうち見つかるさ 結果論だろ結局そんなのは

コツコツ コツコツ コツ

ってきこえたら


行こうって

誘ってくれるんだ きっと でもダメだよ いつまでも 

見つかるのさそのうち

道なんて

どんな形でも


あるいてゆける













 

2017年8月13日日曜日

第4夜〜最終話〜 輝きを放つため / In order to shine. 4 night〜Thelast night〜


絵画素材 墨汁・画用紙 380×540 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


第4夜〜最終話〜 輝きを放つため


なんだろう、声なのか…?

『あなたは夜の使いになりました、星たちのために夜を創り続けてくださいね』


なんだかわからないけれど
楽しい


でも
いつものところにはきっと帰れないんだろな


でも
あいつらのことはココからたまに見れそうかな


でも
さみしくもなるかな



星たちは

イッセイに輝きはじめ

歓迎しているのか励ましてくれてるのか


そう
ボクは駆け巡る


空の黒は輝きを放つため



きっと

星たちのキレイな輝きを見せてあげられる










2017年8月7日月曜日

第3夜 輝きを放つため / In order to shine. 3 night

絵画素材 墨汁・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


第3夜 輝きを放つため


そのうち空は明るくなり

太陽が追っかけてきた

もっと駆けたい、この夜を黒いままにしておきたい

そう思った瞬間

シッポの先が黒く広がりはじめた

太陽が追っかけてくるが光はまだ弱い

弱い光ならこのシッポでかき消すことができる!


光をかき消しながら

夜を深くするために、必死で空を駆けまわった

星が次々と巡ってくる


くわえた光のカケラは、星に近づくと光が強くなり

目をつむって思わず飲み込んでしまった。。。


あれ?

どこからか声が聴こえてくる



ラストナイト 第4夜へツヅク…








2017年7月31日月曜日

輝きを放つため 第2夜 / In order to shine. 2 night


絵画素材 墨汁・画用紙 380×270

Painting material India ink, drawing paper 380×270





輝きを放つため 第2夜


それをくわえて見ると

輝きは増して、しばらくするとボヤッとした明るさになった


ナンだろうこれ

すこしさみしげに感じる


そういえば昔ジィーさんに聞いたことがあったっけな

たまに流れて落っこちてくる空からの落し物があるって

それを持っていれば空へ行けるとかどうとか


そんなことを思い出しているうちに

フワリと体が浮いてしまった。。。

手足を動かし、モガいてみたんだけれども

浮きながら前へ進んじゃう


面白くなってきて

黒い空をモガきながら駆けてみた


                 第3夜へつづく。。。






2017年7月23日日曜日

輝きを放つため 第1夜 / In order to shine. 1 night


絵画素材 墨汁・画用紙 380×270

Painting material India ink, drawing paper 380×270


輝きを放つため 第1夜


ある日カケラを見つけた

やけにキラキラとして それはとても魅力的だった…


いつもの塀の上

いつもゴミだめになっている路地

いつもキャーキャーと追いかけられる道

これがいつも歩いてるナワバリだ


歩いているだけでも 危ないことは毎日で

エサの取り合いに ナワバリ争い


そんなのとは別に 

仲間だけでなくライバルたちも あっけなく

ヤラレテしまう敵がいる

それは

ものすごく速い 大きな鉄のカタマリ

時には 細く速いヤツもいる


そして

ナキガラをただ、ただ黙って散っていくのを

見届けるしかできない…


でも

いなくなるコトが いつもワルい出来事でもないんだ

そんなカナシイことばかりでもなく

誰かに拾われることもあるわけで

たまにサミシクなるけれど


いつもの夜道を歩き

頭の中でぐるぐる そんなことが回っていたら

ふと目の前に すごくヒカルものが落ちている



第二夜にツヅク…










2016年3月28日月曜日

夜に狩る / Hunt in the night.

絵画素材 墨汁・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540

ざわついた胸を

押し殺せない事に気が付いたのは 朧月夜

ヒソム想い

ボクを何処へ連れてくの


平気だって言ったけれど ホントは我慢強かっただけで

少し泪してた

切れた指からは 血がにじみ出て もういいやって

口にする


少し淋しくなっただけ 少し声が聴きたくなっただけ

少し…そう少し進みたいんだ

怯まず 恐れず 拒まず

会いに行く


先ずは一杯にしたい腹の中

走って誰よりも 速く遠くへ 駆け抜ける

闇を裂いて 吠えろ


顔見ただけで

きっとボクは満たされる ココロの奥から