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2021年12月20日月曜日

title:どこにもない国 / A country that is not anywhere.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270





























たいとる:どこにもない国





ゆれる風景

荒れるあなぜ

降ってくる砂埃


何もないボクには有難い

少し辛いけれど

今までしてきたこと

見過ごしてきたこと

まだやりきれてないこと


信じてきたものなんて無かった

信じられそうなものも見当たらなかった

けど
だまされたり
けなされたり
こわされたり
むしされたり

それでも何かを求めて信じようと
なんとなくしてたんだ


誰にもできないことを
したくて

大げさに

この国で活躍するためにこれまでが
あったと

信じてる


理想郷なんて創ろうとしてるわけじゃない

少しでも
生きている

存在価値のある

自分と誰かを認め合える瞬間を

輝かすために


揚げたんだ

たなびく


シンボル






















2021年11月29日月曜日

title:夜に吠える / Howling at night.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270



























たいとる:夜に吠える



遠くなったな
それでも

輝いているわかる

この世の言い訳と流れる空

嘘じゃ無いのはわかってる

真実なんて

腹の足しにならないから
イラナイ

けれど

自分の中にある温かいものは

瞬間的に
煮えたぎる

核心は

無視できないのは未熟なのか

それとも

単なる正義感なのか

そんな夜を繰り返して
お腹は鳴っている

それでも
明日もやっぱり

白いワイシャツ着て

バカみたいに歩いてくんだ

この便利と云われている時代だけれども
集まって

食いしばって

メシ食ってんだ

どうにもならないことなんて
無いから

休もう

そう
呑んだくれて

ベソかく時も必要だ


気づいてるんだろ

たぶん
さっきのが

一歩めだ




























2021年7月26日月曜日

title:かえれない兎 / Rabbit that cannot be changed.

絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270㎜







































タイトル:かえれないウサギ



どこまでいっても
何をしても

順応出来ない

そんな自分に呆れ果て

疲れ果てた
毎日を

虚な目で
見つめる信号機

滲んだ青は
もう点滅してる

赤を背にして

ぶつかりそうになる
声のデカいヤツ

珍しいものでも見るような
そんなすれ違い様に

イラつきをおぼえた


勿体ないから

瞬間の
気持ちは置いといて

寄り道くらいはした方がイイんだろう
こんな時は

でも
ウロウロするのもなんだかな
こんな時

ひと気のない公園なら
まぁイイか


見上げた空にはフルムーン

そこにいることを
教えてくれる

ここにいてもいい

もう少しあと少し

いてもいい?

聴いてるかのように
明るくなっていくから

嬉しくなって
何か思い出した唄

声になるかならないかくらいで
口ずさんでた

独りは
淋しいけれど


もうしばらくは
帰れない

イヤとかそういうのではなく

伝えたい

自分のこと
これからの事

哀しくはならないで

変われないだけなんだ

そんなボクを

照らしておくれ



















2021年5月17日月曜日

title:寝れない夜に / On a night when I can't sleep.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270


















ウタ:寝れない夜に



目が覚めたから

とりあえずトイレに行ってみた

寝ぼけ眼の
暗闇に

探すスイッチ

光るオレンジ

これで瞼閉じても
眠れない

何も望んで無いんだけれど

眠れない

光るスマホは
なんでこんなに煩いのか

皆んななんで起きてんだ


例えば
海の側なら

波音が
耳に付くだろう

でも
ここは

街中の住宅街で
比較的

平和だわ


波に映った朧月

見上げた
星空は何故か滲んでた


たくさんのこと
昨日のこと

明日のこと

今日のこと
ちゃんと生きている

前に進みながら後退りしても

前向いて
目を離さないで

滲んだ星でも

月明かりを掻き消してしまうんだ

しょうがない
それは


明日変わるかもしれないし
また回ってきた
月が

満たしてくれるかも

しれないし

まだまだ
先かもだけれども

淡々と
粛々と
歳を取っていくけれど

諦めないって
決めたんだ

300回目の満月見れるまで

寝れない時は

大切にしてみるよ

それまで
オヤスミ

















2020年8月9日日曜日

月に飛ぶ海豚 / Dolphin fly to the moon

絵画素材 PEN・画用紙 189×270
Painting material  ink PEN, drawing paper 189×270














音もなく

游ぐ力は
誰に授けられた

越えていったあの渦は
今となれば

良かったと
ここにいる事
喜んだ


前向いて淡々と
波をかいて
ソラを見る


如何して
生きていることさえ

問われなければ

信じてもらえないのか

でも
哀しんでる暇はない

そう
後からどうせ文句を云われるだけさ

だから
放っておけよ

ずっと
ボクらは
変わらず成長してきたんだ

劣化した
オトナと豪語してる奴らを
相手にするな

何処かで千切られた
夢や希望と
欲望が

時々
横切るけれど


家に帰ると
迎えてくれる
優しい声と

湧き上がる
嬉しくなった



自分の声







2019年8月19日月曜日

ベタは月に恋してる /Betta is in love with the moon.

絵画素材 墨・顔彩・画用紙 100×100
Painting material India ink, drawing paper 100×100




星の夜は
少し静かで虫たちは恋を唄ってる


ひかる週末が
待ちどうしくて

疼いてる


なんにもないのに

ただ
ただ

想像の範囲
困った世界

障害なんてひとつもないんだから
アッという間に

はっぴいえんど


お届けできる自身はない
はぁ

なんてため息ついて
欲張っても仕方ない


さっさと逢いに行かなくちゃ

蒸し暑い夜だけれど
あなたと居れば

『暑いね』
なんて会話が出来ると思うと
助かるか


まるで濁った水中を歩いてく
オモッタほど澱んではないけれど

人混み
はぐれないよう月を観よう

わからななくなったらそこに居る

想い出し笑い
不安になった顔がなんだか愛らしくて

帰り道


『またね』

木霊する

打つ画面に照らされてるけれど
少し待っておくれ

返って来るたび立ち停まるから

浮かれたボクを
見守って


そこまでは泳いで行けないけれど

こんな暑さじゃ

かきわけて行けると
錯覚するじゃない

虫たちの唄声と
とんだ想像力で


また
逢いにいく










2019年7月8日月曜日

真昼の月 / Daytime moon


絵画素材 墨・画用紙・マスキング フルイド 380×270㎜
Painting material India ink, drawing paper ,Masking Fluid  380×270㎜




あなたに逢えないの

この道

先に進んでも

コダワリはもうなくなってしまったよ

見えなくなったんだ


浮かんでる
けれど


コーヒーでも飲んでさ
知らない誰かを待ってみる

なんて事ない
待ち合わせが羨ましかったり

スーパーで笑いながら通路で邪魔する
カップルを横目でながし

帰る場所は
四角いベットのうえ


眠るのは容易いけれど
こんな明るい空

見上げてる先は
宇宙との狭間まで届いてるかな


こんなにも淋しい
こんなにも淡々と
こんなにも大きいのに


探したのは
自分で

今も
これからも

ちゃんとしたいから
生きていたいから

足もとみて

それでも
躓くだろうから


膝すりむいても 顔から落ちても
がんばって
歩く


あなたに逢える
あの空


薄っすら
あなたが浮かんでる


2019年6月3日月曜日

月を見上げてみては / Look up at the moon

絵画素材 墨・顔彩・画用紙 380×540㎜ 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540㎜





いつものように見上げる

あなたを
そっと


今日は


あしたも



きっと



どうにもならない低気圧症

いつのまにか勝てなくなっていたんだ

どこにも行かなくていい

どこからでもいい
どこがいい

そこにいる

薬はあなた


見えなくてもいい
いるのは感じてる

ぶ厚い雲のむこうから
かがやきが
伝わってくる


聴こえてはこない
雨音がかき消す



飛ばしてしまうほどのチカラは
今は無いけれど

待っていて
それほどじゃないとは思うから

蹴ちらさなくても
逢いにいく


そんなことが
できるんです

それはつまり

負けない
アキラメナイ
逃さない


どこまでも
いつまでも

あなたと居たいから


時々
雲間から


のぞいてよ








2018年1月28日日曜日

満たされるソラに /Moon filled, cloud in the sky


絵画素材 墨・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


どうしたって


好きなことは好きだし わからないことはワカラナイ

忘れられない


これからを 見つめていてよ


上手く泳げなかった昨日より 飛べるかもしれない明日を

大切に想ってる

それは

違うとか違わないとか 云われるだろうけれど


生きてる今を 表現したいから

でも何もない

だから


これから

見ていてよ

浮かんだ雲も 冷たい風も

かがやく月よ


そこに行けることは ないかもしれない

けれど

置いてったモノ

それまで預かっておくよ なかなか来れないだろうけれど


百年経とうが 千年経とうが

変わらないから

朽ちてそれが無くなってたら


お茶でも出すよ

待っている

その時のボクは


どんなのだろう








2017年9月18日月曜日

さしのべる手 / Hand reaching out

絵画素材 墨・画用紙 380×540 
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540


きのうにさらされて

輝いて見える あなたの笑顔

ツラいことも なかったように 感じにさせる

柔らかいひかり


どこへいったの

どこへいきたいの どこへめざすの

どこかわからなくなる

歩む道


迷いながら もがきながら

年数だけが積み重なる


いつまでやってんだ いつまでかかってんだ

今からじゃ遅いだろ

今からじゃ得しないだろ

今からじゃ意味ないだろ


忘れたよ そんなこと

もう何回目だろうか 転んだの

生きてる限り立ち上がる そんな勢いだけれど

伸ばした手


いいかな

つかまっても

重いのは一瞬だから しっかり立ち上がるから

あしたに

会いにいく












2016年8月29日月曜日

Golden Moon

絵画素材 墨汁/顔彩・画用紙 380×270
Painting material India ink, drawing paper 380×270


つかめない ものばかり

そんな無理をしてるつもりはないよ どこまでいっても

触れることさえできない

キミに逢いたい


やり過ごせない 切なさを 涙も出ない ボクだから

微笑むってなんだっけ

キラわれても仕方ないや

淋しがりな バカなのに


繋ぎとめたい

揺らぐ気持ちと 浮かんで飛んでいきそうな思いを

何も解決出来ないまま

抱え込んでる


悩みは尽きないから 解決なんてないから

見ないふりをしてるだけなら

もういいや

バカみてる方が マシだな


それでも

キミは輝いてるんだ 照らされてるのに 明るく振舞ってくれる

どうでもいいなんて

思わせない

素直にがんばろうなんて 似合わないけど思ってしまうよ


ほら

伸ばせば届きそうだな 遠くのキミに

つむぎ編んだココロの手を

光が透く





2016年3月28日月曜日

夜に狩る / Hunt in the night.

絵画素材 墨汁・画用紙 380×540
Painting material India ink, drawing paper 380 × 540

ざわついた胸を

押し殺せない事に気が付いたのは 朧月夜

ヒソム想い

ボクを何処へ連れてくの


平気だって言ったけれど ホントは我慢強かっただけで

少し泪してた

切れた指からは 血がにじみ出て もういいやって

口にする


少し淋しくなっただけ 少し声が聴きたくなっただけ

少し…そう少し進みたいんだ

怯まず 恐れず 拒まず

会いに行く


先ずは一杯にしたい腹の中

走って誰よりも 速く遠くへ 駆け抜ける

闇を裂いて 吠えろ


顔見ただけで

きっとボクは満たされる ココロの奥から