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2021年7月12日月曜日

サカナナカノジョ / In the water with the fish and her.

 絵画素材 墨・画用紙 380×270㎜ / Painting material India ink, drawing paper 380×270



















ウタ:サカナナカノジョ



なにか
どこかで

はじける
音が聞こえてきた

かえらない今日と

戻らない毎日を

必死で過ごしてきたんだ
でも

何も無いことに
なんだかすごく淋しくて

少し遠くまで泳いでみたんだ


光あふれる地上では

大人数で早歩き
足音ばかりが重低音

刻まれるリズムは

頭が割れる

疲れる毎日がワタシを奪っていく

深く沈んだ真上には
微かなヒカリ

たしか明るい場所で
おしゃべりしたかったな

おいしいご飯とアナタと

頭をよぎった瞬間に

今ある目の前のことに
背中向けた


時間が無いことにやっと
気がつけて

硬くなった身体
うまく泳げなくて

使えなかった頭を
今更だけど
フル稼働

泡が弾ける音がリズムよく
あがってく

キラキラと揺らぐ

水面に

帰っていくよ














2019年8月19日月曜日

ベタは月に恋してる /Betta is in love with the moon.

絵画素材 墨・顔彩・画用紙 100×100
Painting material India ink, drawing paper 100×100




星の夜は
少し静かで虫たちは恋を唄ってる


ひかる週末が
待ちどうしくて

疼いてる


なんにもないのに

ただ
ただ

想像の範囲
困った世界

障害なんてひとつもないんだから
アッという間に

はっぴいえんど


お届けできる自身はない
はぁ

なんてため息ついて
欲張っても仕方ない


さっさと逢いに行かなくちゃ

蒸し暑い夜だけれど
あなたと居れば

『暑いね』
なんて会話が出来ると思うと
助かるか


まるで濁った水中を歩いてく
オモッタほど澱んではないけれど

人混み
はぐれないよう月を観よう

わからななくなったらそこに居る

想い出し笑い
不安になった顔がなんだか愛らしくて

帰り道


『またね』

木霊する

打つ画面に照らされてるけれど
少し待っておくれ

返って来るたび立ち停まるから

浮かれたボクを
見守って


そこまでは泳いで行けないけれど

こんな暑さじゃ

かきわけて行けると
錯覚するじゃない

虫たちの唄声と
とんだ想像力で


また
逢いにいく