第四夜
ロープで出来た梯子を上から掛けてくれた。
「あ、そうだ。ラウは確か南の空へ消えていったよ」
「現金なヤツだわさ、全く...ほぅ~らよっ、もひとつ!」
ボクの服装がなんだかヘンテコリンな衣装に...
「それなら楽しめるハズさぁ、中に入ってもね~ヒッヒッヒッ」
高笑いしたと思ったら、恐ろしい声で
「今度こそヤツの自慢の羽根を喰いちぎって煮てやる!」
と言って南の空へ、またすごいスピードで飛んでった。
梯子を見上げながら
ボクにはよく分からないけれど、この格好をしていれば楽しめる?
と疑問をもちながら梯子を掴む。
登りきるとそこから見えるのは“夜の街”だった。
(街があるだけ?どういう事だろう?)
眼を凝らし見渡すと、何やら蠢いている。
人じゃない...?
ラストナイトにツヅク
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